14日の米国株式市場は、不安定な地合いが続きそうだ。原油安を受けて前週末11日に大幅安となったことから、原油価格が下げ止まれば、短期的な戻 りを見込んだ買いが入るとみられる。ただ、原油下落を受けて世界的な景気の減速に対する意識が浮上するなど、市場心理が悪化している。15-16日の FOMC(米連邦公開市場委員会)を前に手控えムードも広がりそう。買い戻し先行の場合でも、一巡後は動きの乏しい展開になるとみられる。

FOMC では約9年ぶりの利上げがほぼ確実とみられている。焦点は、来年以降の利上げペースにあり、FOMCの声明文や経済・金利見通し、イエレンFRB(米連邦 準備制度理事会)議長の会見が注目を集める。利上げ開始はすでに大分織り込まれたとみられるが、その後の利上げペースをめぐる思惑で株式市場が振れる可能 性があるため、見極めようとする動きが強まるだろう。

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